『九州中国学会報』既刊号 目次

(第34巻、1996年以降)

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九州中国学会報 45 [2007]

論文

荀子と董仲舒学派とにおける天人観の継承について
 近藤 則之

廬山慧遠と文学――自然・文学・思想――
 薄井 俊二

杜諤の『春秋会議』について
 横山 健一

凡夫より聖人へ――理学工夫論の本質――
 藤井 倫明

嘉靖二年会試の策題における陽明学批判について
 鶴成 久章

明末福建における『唐詩選』類本の営利出版
 有木 大輔

単士釐と日本――『受茲室詩稿』と『癸卯旅行記』をめぐって――
 蕭 燕 婉

伊藤仁斎の詩経観について
 張 文 朝

いわゆる「台湾国語」の特徴、その規定的規範化の状況について
 有働 彰子

報告

シンポジウム「高校における漢文教育」
 荒木 龍太郎
 松本 透一郎 ・ 濱砂 美弥子
 工藤 玄之 ・ 草野十四朗

彙報


九州中国学会報 44 [2006]

論文

呂坤の政治思想――張居正との関係にみる――
 疋田 啓佑

高攀龍の格物論
 呉 端

漢川善書における伝統宣講の継承と変容
 林 宇 萍

明治日本の『支那文学史』と清末民初中国の『中国文学史』
 竹村 則行

周作人における「都会詩人」――張岱『陶庵夢憶』を中心に――
 鳥谷 まゆみ

「大」と「小」の語用論的機能
 篠原 征子

中国語の無標複文、有標複文の成立条件について
 ――事実条件複文“既然P,就Q”を対象に――
 正野 留加

宋末元初の北部呉語における中古澄母の音価とその音価変遷
 ――鎌倉唐音資料にあらわれる澄母のカナ音形に依拠して――
 平田 直子

研究ノート

新興語法の「化」
 宮下 尚子

彙報


九州中国学会報 43 [2005]

論文

月を仰ぎ見る妻へ――白居易下邽贈内詩考――
 静永健

 

白居易の長安新昌里邸について
 中尾健一郎

 

朱熹思想における心の工夫と豁然貫通――未発・已発説を理解するために――
 牛尾弘孝

 

『拝月亭』における女性像の変容
 福永美佳

 

李瓶児論
 川島優子

 

『紅楼夢』と五行思想――薛宝釵・林黛玉の人物像における「金」・「木」について――
 竹之内美樹香

 

欧陽予倩の台湾認識――一九四六~四七年の台湾公演を中心として――
 間ふさ子

 

時量補語と動詞アスペクト
 秋山淳

 

『趙州禅師語録』にみられる「動詞+箇+名詞」の“箇”について
 原瀬隆司

 

彙報


九州中国学会報 42 [2004] 

論文

『続一切経音義』における希麟音切の考察 
 切通 しのぶ 

杜甫献賦考
 中尾 健一郎 

白居易と廬山仏教–江州左遷時代における東・西二林寺詩を中心に
 陳 翀

湛若水の思想–白沙思想の継承と展開
 森 宏之 

王鐸の書論と臨書にみる古典主義と浪漫主義の乖離
 松永 恵子 

 明清時代の女性文芸における男性志向について–「巾幗の気」の除去と「鬚眉の気」の獲得
 合山 究 

 『紅楼夢』薛宝釵の人物像における牡丹花の投影–白牡丹との関連を中心として
 竹之内 美樹香 

五山文学における酔杜甫像–題酔杜甫図詩をめぐって
 王 京鈺

研究ノート

論”涙浪滔滔”–郭沫若早期文學中的”水”意象解析
 小崎 太一 

彙報


九州中国学会報 41 [2003] 

論文

魏朝における「相和」「清商三調」の違いについて
 柳川 順子 

六朝初唐の詠松詩について–王勃と劉希夷における「澗底の松」の源流をめぐって
 中尾 健一郎 

略論中國古代豔遇型”遊仙”故事的承傳與變異–以《遊仙窟》”一男雙美”故事框架爲中心
 董 上徳 

呂陶試論–元祐学術との関連から
 横山 健一 

明代科挙における「四書義」の出題について
 鶴成 久章 

『隋煬帝艶史』と馮夢龍–明末江南社会の「艶情」に関して
 河野 真人 

陥落直前期の天津における海風社の活動
 与小田 隆一

台湾シャーマンの民族医療メカニズム–歴史伝承による治療方法を中心に
 王 貞月 

報告

シンポジウム「九州中国学会五十年の歩み」 
 竹村 則行 

彙報


九州中国学会報 40 [2002] 

論文

「因循」と「自然」–古代思想史の一断面
 楢崎 洋一郎 

六朝詠桐詩考–沈約より庾信に至る「龍門の桐」
 中尾 健一郎 

『西廂記』における雅俗の融合–その「文采」と「本色」の表現をめぐって
 黄 冬柏 

中・西の対話を支えるもの–明末天主教思想をめぐって
 柴田 篤 

周作人と狂言
 呉 紅華 

石川丈山における杜甫の受容
 王 京鈺

研究ノート

摩梭(モソ)人における異文化受容の現状–故郷を離れる女性たちの調査を通じて
 金縄 初美 

報告

九州中国学会の歩み(その三) 
 福田 殖 

シンポジウム「琉球文化と中国」
 上里 賢一 

『九州中国学会報』既刊総目録 1955年~2002年(第1巻~第40巻) 


九州中国学会報 39 [2001] 

論文

道教の国土観–「棄賢世界」とその周辺
 山田 俊 

明代蘇学と科挙
 高津 孝 

隋煬帝故事をめぐる「艶」について–『艶異編』と『隋煬帝艶史』の「艶」描写を通して
 河野 真人 

両淮塩商江春の文化活動と蒋士銓『四絃秋』の創作
 王 毓雯

創造社のいわゆる「異軍突起」について–張定璜を中心に 
 小崎 太一 

中国映画の最初の転換点–『姉妹花』論争について
 西谷 郁 

資料紹介 

王守仁の佚存書『歴朝武機捷録』について
 永冨 青地 

報告

九州中国学会の歩み(その二) 
 福田 殖 

シンポジウム「現代に生きる漢字文化」
 竹村 則行 

彙報


九州中国学会報 38 [2000] 

論文

漢代思想史における桓譚の形神論の位置
 邊土名 朝邦 

孟浩然の鹿門山・南園における隠遁の事跡について
 鮫島 奈緒巳 

北宋聖人観の一側面–工夫論における「化」をめぐって
 藤井 倫明 

王陽明と郷愿
 石田 和夫 

清代の閨秀詩人金逸の生涯とその文学
 蕭 燕婉 

菅原道真の百韻詩における杜甫百韻詩の投影について
 王 京鈺 

楚辭韻讀–中古音の楚辭への適用の妥當性
 野田 雄史 

報告

シンポジウム「漢字文化をどう伝えるか」 
 松浦 崇 

九州中国学会草創期のころ
 福田 殖 

九州中国学会と私の思い出
 平岡 禎吉

草創期の九州中国学会 
 上尾 龍介 

彙報


九州中国学会報 37 [1999]

論文

后羿・嫦娥神話について
 入谷 仙介 

押韻法から検討した「楚辞」天問篇・九歌諸篇の位置付け
 野田 雄史 

「春秋繁露」の改制説について
 近藤 則之 

唐代隠逸士人の類型と分析–「逍遥自適」の理念を中心として
 胡 山林 

元代の経学者許衡–その思想的特色
 福田 殖 

明清時代における「西廂記」の上演とその脚本–案頭書から台上曲への変遷 
 黄 冬柏 

閨秀詩人駱綺蘭小伝–清乾嘉期における一婦人の生き方
 蕭 燕婉 

中国文論的倫理化取向–温柔敦厚的詩教伝統 
 呉 兆路 

彙報


九州中国学会報 36 [1998] 

論文

白居易「風情」考–「一篇の長恨 風情有り」の真義について 
 諸田 竜美 

元雑劇における悲劇の存在–「楚昭王」劇の改編を中心に 
 伊藤 実雪 

清蒙古車王府曲本鼓詞『封神演義』について–封神故事の演変に関する一考察 
 角田 美和 

孫慎行の思想
 鶴成 久章 

『論語古義』の注釈方法について
 金 培懿 

明治以降における「儒教」の変遷–漢字・孔子教・支那学 
 陳 瑋芬 

息軒遺事–倉田幽谷『抱樸園文存』から
 町田 三郎 

研究ノート

福岡における郭沫若
 武 継平 

彙報


九州中国学会報 35 [1997] 

論文

白居易の「中隠」思想について 
 胡 山林 

詞牌と拍–詞牌を識別する要因とは何か 
 明木 茂夫 

王龍渓「四無説」についての一考察 
 鄭 址郁 

『金瓶梅』における戯曲的表現
 日下 翠 

沈徳潜”温柔敦厚”説新解
 呉 兆路 

劉鶚の治河論について
 森川(麦生) 登美江 

研究ノート

抗戦期の旧詩雑誌《民族詩壇》について
 岩佐 昌暲

彙報


九州中国学会報 34 [1996] 

論文

楚狂接輿は孔子の前で歌ったか?–リズムから見た「楚風」詩歌に関する一考察
 野田 雄史 

欧陽脩の『帰田録』について 
 東 英寿 

紀暁嵐的文学思想 
 呉 兆路 

上古漢語における指示語「彼」の他称詞としての用法 
 西山 猛 

研究ノート

安井小太郎の『日本儒学史』について 
 連 清吉 

報告

第一回「中日舜水学学術研討会」 
 横畑 茂明

彙報


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